【完】空とキミ ‐十朱 朔也‐



…雲ひとつ無い爽やかな空。

それを見つめながら、大きく深呼吸して…、そして…――、




「マコ」




――…再び部屋に戻り、マコのそばに寄る。






「マコに言ってなかったことがある」

「え?」






「俺、こっちの大学を受ける。 ずっと前からそう決めてたんだ」