まさに告白するチャーンス!?


誰も居ないし。


二人きりだし…


なんかいい雰囲気だし?



「…そうなんだ……」


「結夏ちゃんは?」


俺は聞いた。勇気を振り絞ってな。


「…あたしも居るよ。」


俺を真っ直ぐ見つめながら言う結夏ちゃんの瞳に吸い込まれそうになった。


居るのか……



「それって、誰?」


嫉妬した。


俺以外の男に想いを寄せてるんだと思うとイライラした。


「えっと……その」


急に目を泳がせる結夏ちゃん。


なにをそんなに焦ってるんだろう……


「わっ渉くんこそっ」


俺に話をふる結夏ちゃんはどこか照れていた。


「お、俺はー……」


ゆっくり、じっくりと結夏ちゃんを見つめる。


「っ…」


それと同時に顔を赤くする結夏ちゃん。