「え?俺を?」


そう言うと彼女はコクりと頷いた。


「これ…バスケの顧問が…渉くんにわたじっ!いたぁーっ」



彼女は喋ってる途中で舌を噛んだらしい。


「はははっ大丈夫?」


そうゆう所が可愛くて、今すぐキスして舌の傷を舐めたい…


って…俺は変態かっ!!



「へへっ…顧問が渡してって…」


俺に物を渡す結夏ちゃんの手は小さくて…


握りしめたい衝動を我慢した。