恋人同士って感じるな……
「ついたぁー!」
うわぁっ!
大きい水槽!
でかい魚!!
イルカまでっ
「すごぉぉーく楽しかったぁ」
あたしのテンションはMAXで、そんなあたしを見て、渉くんはクスクス笑ってる。
「また来年、見に来ようね」
渉くんが、さりげなく嬉しい事を言ってくれた。
“来年も”………
ずっと一緒に居れるんだ……
「じゃあ、そろそろ、帰る?日沈んで来たし。」
「う、うん。」
どうしよう……
あたしが渉くんの家に行きたいって言ったら引くかな…?
「あ、あのさ……」
渉くんが口を開いた。
「なに??」
あたしは渉くんを見た。
何故か顔が真っ赤で、緊張していた。
「俺ん家……今日泊まらない?」

