それにしても驚いた。まさかのあのさぼりが成績優秀?
まだちょっと疑いをもちながらも授業に戻る。
学校が終わり寮の部屋へ。しかし小暮の姿が、、無い?
「小暮? ありゃ??」
奥に進みソファを見ると熟睡中の小暮君。
「うわ、また寝てるよ!」
声が大きかったのか、小暮はむくっと起き上がって来た。ぽりぽりと頭をかいて
「なんだお前か、 もう学校終わり?」
終わり?ってさぼっといてよく言うよ!!
「終わりましたよ。成績優秀天才の小暮君!」
ちょっと嫌味っぽく言ってみたら
「おぉ見たか。 驚いた?」
なにそのどーだ!!みたいないかにも自慢の口調は。
「はいはい凄いですねぇ。」
それに対抗するように偉そうに答えると
「ま、お前には到底無理だな♪」
うわー、絶対嫌われるタイプの人だよコイツ!!
聞こえない程度に舌打ちをする。私、別に勉強は出来ない方じゃないけどこんな点はとった事無い…。 んー、、悔しいっ!
そーすると小暮君は
「おい、飯は??」
「はぁ!?」
つい条件反射で強い口調になる
何をあたりまえのように言ってんの!? 私そんな約束した?いやしてないよっ!
1人でノリツッコミしてると
「だーかーらー、俺の飯っ!!」
まだ言うか!あるわけないじゃん!何をあまえてんだ!!むかついたので
「自分で調達すればぁ?」
と言って帰り寄ったコンビニで買ってきたサンドイッチを小暮の目の前で食ってやった♪
「お前、、、クソっ…   グゥ~…」
ププッ! 腹鳴ってやんんの!!
「いっとっけどお前にはやんねーよ?」
とどめのセリフ。
「ふんっ!!」
そう言い残すと小暮は無言で財布を持ち出て行った。
はは! いい気味だ! 私だってそぅ優しくはないわよっ♪


<健人side>

あんにゃろー むかつくぜ!わざと人のまん前で食いやがった!!
覚えとけよ竹内…。
イライラしてる俺をさらにイライラさせるアレがまたきた…
「「「キャー!!!カッコいい♪ モデル?アイドル?」」」
はぁうぜぇ。外に出るといっつもこれだ。変な高けぇ声出しやがって耳障りなんだよっ!!
苦笑いしながら早歩きで歩く、いちよ、外では王子様になってるからひきつりの笑顔をいつもふりまいている。 そぉするとまた
「「「きゃー!!!♡ 私の方見て笑ったぁ~!!♪」」」
おまえらどんだけ自意識過剰だよっ!
ますますイライラしながらもしばらくしてコンビニに到着。
テキトーにおにぎりとか買ってレジに持ってくとまた
「かっこいいからおまけしとくねぇ♪」
とバイトの香水臭い女。
「どーも。」
あえてそっけなく返すと必ず女はシュンって笑えるくらい分かりやすく落ち込むんだ(笑)
コンビニ出てまたウザい声を浴びながら寮に帰宅。
そぉすると竹内が目を丸くして俺を見ていた。なにをそんな驚いているのか分からず
「なんかあった?」
と聞いて見る。 竹内はまだ驚いた顔をキープして
「お前、、モテモテ??」
なんて聞いてくる。あ、外見てたのか。俺にはいつもの事だからちっとも気付かなかった。。
「え? 別にあんくらいいつもの事だし正直少ない方だったけど?」
と返す。