健人に秘密がばれて1日がたち、今日は土曜日!
私が起きた時にはもう健人は起きてました
「健人ぉ、 おはよぉ…!」
健人が私に気付き振り向くと、
「…はよ。 しっかり寝れたか?」
まだ心配してる?ちょっと嬉しいかも。
「うん!おかげさまで♪」
「そっか、ならよかった。 まだ早いしもうちょい寝てれば?」
なんか健人急に優しくなった気がする…?しかも超過保護!
「んー、ぐっすり寝れたし大丈夫だよっ! ホントありがとね」
「いちいち礼なんてすんなよ! べつにあたりまえだし」
なんか顔赤くない? 熱かな??
「健人、顔赤いよ? 大丈夫?」
「なっ!!  …お前なぁ」
「へ?」
私、なんか機嫌損ねるような事言った?
「俺は大丈夫だから! それより、さっき新聞部のヤツに女の声がしたってめちゃくちゃ問い詰められたんだからなっ! 理事長が許可してるからって生徒が知ったらやばいんだからお前、言葉遣い気をつけろよ?ばれたら何されるかわかんねぇんだから!!」
ひ、ひぃぃ!! …怖い。
「わ、わかってますぅ!!てか、私喧嘩強いし絡まれてもすぐボコすから大丈夫だしっ!」
そーよ!私、まだまだそこら辺の貧弱男子なんかに負けないんだから!
「ばーか、男の力なめてるとまじで痛い目みるぞお前。」
「ぅ、、」
確かに最近はおとなしくしてて喧嘩なんかしてなかったから腕鈍ってるかも…
「ま、手出ししてきた男は容赦なく遊んでやるけどな」
ケケケって笑いながらそんな事言ってるし…怖いよ?
「あ、もちろん分かってると思うけど学校では婀也なんて名乗るなよ?部屋で婀也婀也言ってるから癖になるし」
「わかってるよそんくらい!僕は薫君ですよ!!」
私だってバカじゃないし!
「健人の方こそ気をつけてよね〜!」