安心出来たのか、婀也もちょっとは泣きやんできた。
「…で、でもっグズッ! 私、大声で叫んじゃったし…もう…やだぁ…!!」
何でそんな泣くんだよっ! こっちが困るんだけどっ!
「大丈夫だって! とにかく、俺は黙ってるしなんかあったら必ずお前を守ってやっから!」
そー言って今度は片手で婀也を抱きよせたんだ。
俺は守れない約束をするのが大っ嫌い、くっついてくる女の次に。
絶対コイツを守り切ってみせる

<婀也Side>
小暮ってこんな優しかったっけ?泣いている私を優しく抱きしめてくれてる。
なんか今はこの腕の中が無性に落ち着くんだ
すごく温かい。あんまり人に甘えた事が無かったから嬉しかったのかな?
「婀也、落ち着いたか?」
あ、はじめて名前で呼ばれた。
「うん、ありがとう健人!」
下げていた顔をあげて笑顔を見せた、私も健人って呼んじゃった!
なんか健人顔赤いけど…気のせいかな?
「健人、ホントに守ってくれるの?私、頼っちゃうよ?」
そぉすると健人は誇らしげに
「あぁ!任せろ。俺に出来ない事はねぇんだよ!」
って笑顔を向けてくれた なんだろう、なんか、健人になら頼れる気がするよ…!
こうして私はそのまま健人に抱きかかえられたまま眠りにつきました