「見て見てぇ!あの子学ランぶっかぶかだよ~可愛い~♥」
けっ女だよっ!

竹内薫(17)・女
今日をもちまして東京都私立甲斐崎男子高等学校に転校します!!?!

迷子になりかけながら無駄に広い高舎を歩き回ってやっと教室に到着。担任の合図が入り、いざ、教室へ!!
ガラガラ~・・・
うわぁ!ホントに男子しかいないんだ!!

「こ、こんにちは!
 わた・・・あっお、俺は竹内薫!よろしくなっ!!」

うわぁやっちまった…しょっぱなから変だと思われてないかぁ?
「なんだコイツ!チビだし声高ぇし女じゃねぇの?(笑)」
こんのくそガキどもがっ! 私は女だっちゅうの!!
「えぇっと竹内は家の都合で転校する事になりました!
え〜っと席は…
あっそこ空いてるな!
ぢゃ、小暮の隣なっ!!」
担任からの指示があったけど…小暮?
あ、あの人か…
うわぁ目つき悪っ!!
「ふっ・・・  ホント小せぇのな(笑)」
「あ”~ん!?  喧嘩売ってんのかテメェ!
 あ・・・  えっえっと・・・うるせぇよ小暮w」
「…は? いい度胸してんぢゃん」
なんなんだコイツは・・・ 私をバカにしてんのか?
「んじゃ授業始めるぞぉ」

キーンコーンカーンコーン・・・
「よし、今日はここまでっ寮に行ったらちゃんと復習しておくことっ!以上だ」

「ふぅ~・・・やっとHR終わったぁ!さっさと寮行こうぜぇ♪」
みんながわいわい騒いでいる中、
「…お前寮行かねぇの?」
「えっ?寮??  あっ・・・」
忘れてたぁ!!!!! ここの学校寮性だったぁ!!!
って私、部屋どこ使えばいいのよぉ…!
そぉすると後ろから迫力あるダッシュで担任が、
「竹内ぃ!!寮の事についての説明を忘れていた!この学校の寮は2人1部屋になってるんだが、1人だけで1部屋使ってる奴がいるからそいつの部屋を使ってくれ!じゃあ案内するな!」
あぁよかった!ちゃんと部屋あるのね。それにしてもやっぱ敷地広いなぁ!男子しかいないのにこんなに必要あるか??なんてひとりでぶつぶつ考えてると、寮についたらしく…
「ここが寮で・・・お前の部屋はここだっ!じゃあ鍵渡しとくからっ!じゃなっ 俺は仕事に戻るから分かんない事は同じ部屋の奴に聞いてくれっ!」
えっ! なにそれ!?
「あっ!」
行っちゃったよ・・・  まっいっか・・・
では、いざ部屋入りますかねぇ!
ガチャっ・・・
「おじゃましまー………!!!?!」
「え”っ!?」