物心がついた頃から私の隣にはある男の子がいた...


名は
成瀬 龍─



私と龍の両親は昔からの親友で、お互いにしょっちゅう国内外を飛び回っていた為、必然的に私たちは多くの時間を共有した




お互いの存在は両親よりも大切であり、特別な感情を抱いても決して不思議ではなかった




私たちは毎日一緒だった




あの日まで─