夏恋 〜Un Amour〜



「...憶えていて、蘭。

いつも...どこにいても僕は君を想っている...

ずっと、ずっと君だけを守りたい」



「蘭、君が好きだよ.....」


でも蘭は、

「...龍、私も大好きだよ!」


と笑顔で返事をくれた

きっと僕の言った意味を理解せずに.....




僕は、擦れた声で呟いた


「違うんだ、蘭...

僕は君を愛している.....」


そして躊躇いもせず蘭の唇に触れた────