「蘭!!」 急いで私と聖は気を失っている娘のもとへ向かった フランス人形のような蘭の顔にはうっすらと涙の痕が見えた... 「聖.....」 聖だって蘭と龍君が想いあっていることは気づいている だからこそ聖も苦渋の決断をしたということも... 「わかってるよ、藍。蘭が目覚めたらきちんと話そう.....」 私たちは愛娘を見ながら2人つぶやいた.....