「 ・・・こら、噛むな 」 「 ・・・・っ 」 ちゅっ、と触れるだけのキスが 落とされて、先生が唇を舐める。 「 ・・・血、出てる 」 今度は唇を甘噛みして 何度か血を舐めとると そっと顔を離した。 「 ・・・やばい 」 「 ・・・? 」 ぼそっとそう呟いた先生が 私から離れて、飲みかけだった コーヒーを一気飲みして キッチンへ行ってしまった。 甘い空気は吹き飛ばされて 私は少し身なりを整えながら ソファに座りなおした。