天神学園高等部の奇怪な面々25

「プールサイドを掴んで、床から足を離して。力まない、ほら、七星は体硬くしないで」

「は、はいっ…」

沈んでしまうという恐怖心からか、どうしても力んでしまう七星。

「お、ネレイスは上手い上手い。沈むの怖がらないで、楽にするの。大丈夫、沈んだ所で足が着くプールなんだから」

カリナが笑顔で言う。

「あ、本当です、ネレイスちゃん水に浮いてますよ?」

雪菜が手を叩く。