全員プールから上がり、シャワーを浴びる。

「プール消毒用の塩素の匂いって、何だか『夏!』って気がしますね」

長い金髪にシャワーの雫を滴らせながら七星が言う。

「風物詩みたいなもんかしら。学園生活ならではよね」

カリナも笑う。

「海で泳ぐのとはまた一味違いますよね、プールって」

ネレイスも目を細める。