にしても…
なぜ僕がこんな人とご飯を…
せっかく架蓮を見つけることが出来たのに…
「紅羽くんわぁ、どんな子がタイプ~??」
前に座っている方が話しかけてきた。
タイプ??
そんなの…、美味しそうな血の匂いがする方ですよ。
…、なんて答えれないしなぁ…
「あまり、そう言うことには興味がないので…」
「え~、じゃぁ~…、私と付き合わない~??」
はぁ…??
なんなんですか、この人…。
「すいませんが、初めて会った方とそういう関係にはなれないので…」
はぁ…
“架蓮がいるから”
と、言いたいですね。
というかその前に…
貴女の血から、美味しそうな匂いはしません。
私の一番、苦手とする匂いしか…


