鮮やかに青いままで

「…広太郎」



「…なに?」




うつむいている俺の顔を覗き込むように上目遣いになる綾絵。



「…あー畜生。やっぱあんたかっけえわ。可愛くて面白くてかっけえわ」



手の甲で涙を拭うと、その手で俺の胸にパンチを入れた。



「…いまいち優しさに欠けるけど」






そう言ってくしゃくしゃな顔で笑う。