りお。 俺はおまえが本当にひかるを思ってるのを知ってる。 榊との幸せを祈っていたのも知ってる。 そして、 俺は榊がひかるを妹のように大事に思っていたのをわかってる。 ひかるを傷つけたかったわけじゃない。 榊も誰も傷つけようとしたわけじゃない。 誰もが先の見えない未来を信じたように、ひかるも榊もりおも、そして俺も信じていた。 いや、今でも信じている。 榊が、瞳を揺らした。 榊が、ひかるを埠頭から助け出したあの時に揺らした瞳を信じてる。