『若恋』若恋編





「わたしっ―――」


泣き声をあげるりおを抱きすくめる。


「りおは悪くない」

悪くない。
すべては俺が―――


「わたしがひかるを傷つけたの」

「違う」

「わたし、ふたりを傷つけたっ」

「違う……りおは悪くないっ」




泣いて泣いて、腕の中で崩れていくりおをただ力を入れて抱き締め続けた。



―――このまま


眠ればいい。
何も考えず、眠れ―――