モニターの中のりおがふたりを交互に見つめた。
銃口を向けられてもきっとわかってくれると信じてる目だ。
『わたしはあなたたちが上から命令されて仕方なく引き受けたの知ってる。
失敗したら毒を飲めって言われたのも聞いたの。
……わたしはそんなことをあなたたちふたりにさせたくない』
りおが静かに告げると彼女たちの瞳が揺れた。
ふたりも自分たちが墜ちてたどり着く場所が本当はわかっていた。
どうせ消される。と。
祖国には帰れない。
戻れない。
それをわかってる。
このまま時が進めば近いうちに闇に葬られる。
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