りおは言い出したら退かない。 俺を、親父を、大神を救うためならどんな犠牲もいとわない。 「女を見つけて事が起こる前に阻止しねえとな」 「余興やる前に、…今からでも挨拶に行ってそのふたりを見つけられればいいんだがな」 「よし行くか」 左手を出した。 「りお、おまえも行くんだろ?」 うん! りおがしっかりと手を握り返す。 「何度も言うようだが、絶対に無茶はするな」 危ないと思ったらすぐに引け。俺の傍に来い。 おまえひとりだけの体じゃない。 「うん」