「堂々と俺の前で声掛けられてんじゃねえよ」
「え、」
「あいつら、おまえをものにするつもりだったらしいぜ」
「まさか」
「大方、言葉巧みに部屋へ誘い込むつもりだったんだろ」
「うそ」
「そのぐらい気づけよ」
ちょっと目を離すと男に囲まれてたりする。
大抵の男は外見に加えて性格の良さ、人懐こさでりおをすぐに気に入るのだ。
「話をしてただけだよ?」
「おまえはそう思ってても相手はそう思わない」
「会ったばかりだよ」
「部屋に連れ込むのに会ったばかりとか関係ない」
「………」
「わかってねえな。だからわざとその痕見せてやったんだよ」
え?
りおがきょとんとした。
「おまえは俺のものだって自覚を持て」
ため息が出た。
まったく。
―――目が離せねぇ



