「ここからちょっと離れてるけど、湖があって遊覧船にも乗れるところがあるんだって!」
「へえ、そりゃ乗ってみたいな」
「でしょう?それからね、」
「りお、」
「え?」
風呂上がりで髪をおろしていたりおの髪をわざと横に撫で付けると、ふたりの男の顔がひきつりソワソワとしはじめた。
「りおちゃん、俺たちまた風呂入りにいくから。また」
「うん、いいとこ教えてくれてありがとう!」
「じゃ、ね」
そそくさと立ち上がりふたりの男は俺の横を風のようにすり抜けて消えた。
「りお」
「ん?」
嬉しそうに今日はどこへ行こうと考えてたりおの顎を掬った。
「奏さん?」
誰かがいても構わずに深くキスをした。
目を丸くしたりおが顔を赤く染めていく。



