『若恋』若恋編





はだけた胸元。

ネクタイで結びあげられた細い手首。

短いスカートから覗く白い脚。




「―――奏、さ、ん」



その白い頬には透明な雫が光る。



「だ、め」

「恨んでも、いい。俺はおまえを手に入れる」

「……だ、め」

「誰よりも……誰よりも愛してるんだ」





りお、おまえだけがほしい―――