夢が。 ただの夢であったと確かめるまでは。 黒曜石の瞳が俺の姿を映し出して柔らかい笑みを見るまでは。 この目で何もなかったのだと確かめるまでは。 「動くと死にますよと言われたとしても若はりおさんの元へ行くのでしょうね」 「ああ」 「りおさんを愛してるんですね?」 静かに目を伏せる。 「ああ、そうだ」