それから丸2週間山本とはろくにしゃべらなかった。

一方的に避けられてんけどね…。



1月下旬。

冷たい風が吹き付ける。
あたしの心にも冷たい風が…。


「ゆっ有里ちゃんやばない?」

「ちょっとね…いくらなんでも…」

「山本君どないしたんやろ?玲ちゃん聞いてへん?」

「聞いてない…。最近敦暉の様子がおかしい。」

「こっ小池君もなんか隠してっぽい。」

「あたふたしてんもんな。」

「放課後緊急会議や。」