あの後は珍しく真面目に授業を受けれた私は、すごい気持ちが上がっていた。



私は私らしく、進んでいけばいいんだよね。



美里のおかげで元気が出た私は、清々しい気持ちで教室を出た。



周りに誰もいないのを確認して、浩哉にメールを送る。先生とかいたらめんどくさいしね。



ルンルン気分で靴を履き替えていると、葉月ちゃんが現れた。



「あ…宮永先輩。今、帰りですか?」


「うん。葉月ちゃんも?」



葉月ちゃんから声かけてくれたうれしすぎーと心で叫びつつ、バレないように自然に笑う。



「じゃあ、そこまで一緒に行きませんか?」