「んー…終わった!!」 「アンタはホントに…」 退屈な授業も終わり一つ伸びをしていると呆れた表情を浮かべた美里が立っていた。 「ん?美里?どうしたの?」 「どうしたって…こっちはずっとヒヤヒヤしてるってのに」 はぁ、とため息をつく美里に私の頭の中は?マークでいっぱいになる。 「…ホントにわかってないのね。まぁ羽衣だし仕方ないか」 どういう意味ですか、一体。むーとむくれていると美里はニコッと笑って、こう言った。 「まぁいいわ。ご飯食べに行こっ」 「うんっ」