ガラガラ
「お、拓磨！おはよう！」
「おはよう。祐也。」
コイツは長谷川祐也（はせがわ ゆうや）
元気でリーダーシップがある学級委員。
で、クラスの中心的存在。
で、俺の友達。
って、言ってもクラス自体みんな仲がイイ。
だから、俺はこのクラスが大好きだ。
だけど、みんながあの事件のことを知ったら…
きっと俺は…
このクラスに居られなくなるんだ…。
「たーくーまっ！」
「ぅえっ？」
「プっ！笑
なんだよ、ぅえっ？って！笑」
はあぁー、ビックリした…。
もう、この事は考えるのをやめよう。
「そ、そんな、笑うなよ！」
「だって、だって、ぅえっ？だぞ？笑
拓磨面白過ぎだろ～！」
「祐也！笑い過ぎだって！本気で怒るぞ！」
「アハハ、ごめんって！笑」
「拓磨くーん！」
「ほら、拓磨呼ばれてんぞ？」
「あぁ。じゃ、行ってくる。
祐也、もう笑うなよ？」
「わかってるよ！」
「あ、拓磨君！あのさぁ…」
「ん？何？」
「あのね…？」
「「さっきのバイクの人誰っ！？」」
へっ？バイク…？
あ、兄貴のことか。
兄貴イケメンだもんな…。
てか、女子全員で聞いてくると、ビビんな。笑
「あぁ、兄貴だよ。」
「お兄さん…？拓磨君のお兄さんって超イケメンだね！」
「まぁな。俺の自慢の兄貴だから。」
「あんな、カッコいいお兄さんがいるなんて、羨ましいなぁ～…」
「てかさぁ…
名前なんて、言うの？！」
「誕生日は？！」
「彼女いるの？！」
うおぉーーー！
なんじゃこりゃ。兄貴モテ過ぎだろ。
てか、一斉に言われても困る…。
それに、女子って怖っ！
なんか、迫力があるな…。
俺、女性恐怖症になりそうだ…。
「拓磨君！教えてっ？」
「えっ？その…「席付けー！」
あ、先生来たよ！」
「「えぇーー↓」」
はぁー助かった…。
先生ナイスタイミング！
