チュンチュン
「拓磨様。朝でございます。」
「…あぁ。」
俺は、工藤拓磨(くどう たくま)。
中学を卒業したばかりの高校1年生。
と、言っても俺は、ただの高校生ではない。
日本…いや、世界でも5本の指にはいるほどのトップグループ・工藤財閥の御曹子。
だけど、俺は次男だから次期社長は兄貴の拓海(たくみ)。
って、ことで俺は好き勝手生きてる。
「拓磨様。御朝食の準備が出来ました。冷めてしまわないうちにお召し上がりになったほうがよろしいかと。」
「わかった。すぐ行く。」
だけど、そんな俺には秘密がある。
それはーーーーー。
親友の仲篠翔(なかしの しょう)を
殺したこと…。
