またや…
最近感じるこの視線…
一体なんやねん。
授業中、昼休み、放課後…
これじゃ埒あかん!!
今日こそ犯人捕まえたる!!
只今、廊下。
ついてきてるついてきてる…
角を曲がってすぐで待ち伏せ…
走ってきとる…
ドンッ
ぶつかってしもた
お構いなしにウチはそいつの腕を掴んで怒鳴った
「アンタやな!!最近ウチを付け回してんの!!ええ加減にしいや!!」
そいつが立ち上がる。
ウチが怒鳴った相手はやけに背が高く、顔の整った男やった。
「おーおぉ、待ち伏せとは…流石、天下の伊瀬叉遊さまは違いますね~」
「アンタ、ウチに喧嘩売っとんのんか?」
「違うよー俺は君と仲良くしたいんだ」
俗に言うイケメンくんはウチに訳のわからんことを言い出した。
「はぁ?」
「だから、俺は叉遊ちゃんと仲良くしたいの。」
あぁ最近のイケメンはおかしいのか。
「叉遊ちゃんのことはいろいろ知ってるよ~だから、これから俺のこともたくさん知ってもらうから♪」