「ギャー!!」


「うわぁぁぁ!!」


蜜華とあーちゃんはすでに時遅し。


私たちだけは助かろうよ…


譲のTシャツの裾を持って私は外に出ようと催促する。


譲も『俺らの親はとんでもねぇ…』って呟きながら必需品をポケットにいれて走って家を出た。


譲の家を出て鍵を閉めたとたん家の中で仕掛けが起動しだしたらしい音がした。



「聞かなかったことにしよう…」


「うん…」


すでに怖いんですけど……