バージンロードを歩く憂と蜜華。


どちらの父親も泣いていた。


憂の手が憂の父親から譲に移る。


そのとき憂の父親は『憂を頼む』と譲に言った。



「汝。
 健やかなるときも病めるときも夫を愛することを誓いますか?」


「誓います。」


憂ははっきりと言った。


俺はたったそれだけの事が凄く嬉しくて。


思わず抱きしめそうになった。


憂…。


家族3人で幸せになろうな。