「憂。
 昨日桜組の飛鳥ちゃんに『流れ星が流れたら誰かの願いが叶ったってことなんだよ』って聞いたんだ。
 俺初めて聞いたよ。
 大体俺はマッチ売りの少女の『流れ星が流れたら誰かがこの世からいなくなる』ってやつ信じてたし。
 でも俺今日から『願いが叶ったら−…』の方を信じることにする。
 だってどうせ信じるならいいことのほうがいいだろう?」


なぁ憂。


だから俺これから毎日夜空見上げるよ。


憂の『目が覚めること』を祈りながら…。


俺は帰りに憂の家によった。



「譲ちゃん!!」


出迎えてくれたのはもう14歳…中学2年生の優だった。


優は憂に似て綺麗に育った。


憂…。


もう優も中学生になったんだぞ。