“憂…,一緒に『笑って』卒業したかった…。"


卒業式の後はクラスの『卒業おめでとうパーティー』というものがあったけど俺たちは行かずに4家族集まってお祝いをした。


やっぱり憂がいなくて寂しかったが誰も口にはしなかった。


憂…。


俺前みたいに眠ってる憂を見ても悲しくないんだ。


そりゃ早く目が覚めて欲しいし隣で笑って欲しい。


けどさ。


憂が生きてるってだけで嬉しいんだ。


あの事故は悲惨なものだったから。


愛しい人が生きてるって幸せなんだよ。


憂…。


でも俺我が儘言ってもいいならやっぱり隣で笑って欲しいな。