「譲…
 やばくない?」


「あぁ…
 急ぐぞ!」


慌てて公園を出てタクシーを拾い家に帰る。


そのあとは言うまでもなく俺達は親共のおもちゃとなった。


そうそう。


憂からのクリスマスプレゼントは香水だった。


『私とペアの香水なの!』って嬉しそうに笑いながらくれたんだ。


憂ありがとう。


それともう1つお礼を言わなくちゃな。


デートコースは俺の記憶を戻そうと去年と同じにしたんだろう?


憂。


本当にありがとう。