「名前は優。
 私の娘で憂の妹です。」


ママの紹介とともに音楽が流れ出し何故かステージの後ろにある階段にスポットライトが当てられ優のご登場。


…ん?


誰かにエスコートされてる。


……っ!!!


「優ちゃんの横にいるのってさ−」


「あぁ…。」


やばい。


泣きそうだよ…。



「この子が東雲優です。
 まずは優から挨拶をしてもらいます。
 あっエスコートしてくれたのは我が娘憂の婚約者の譲でした。」


譲はママの言葉を聞き一礼してからステージを降り,そのまま真っすぐに私のところに来てくれた譲。