「譲ちゃ−?」


ノックもせずに病室の扉を開けたのは小さな小学生低学年くらいの女の子だった。



「憂ちゃん……?
 昨日見たときは大きかったのに今度は小さくなってる!?」



「ってバッカじゃないの譲。」


その女の子に続いて入ってきたのは昨日見た憂ちゃんだった。


俺は本当に驚いた。


小さい頃の憂ちゃんのまんまだったんだから間違えても仕方ねぇよな…?



「憂ちゃ……っじゃなくて憂。」


「無理に憂って呼ぶことないよ。」


「じゃあ憂ちゃん。
 その女の子誰?」


「あぁ。
 私の妹の優だよ。」


「はぁあああ!?」


まじかよ…


俺が知っている優ちゃんはまだハイハイしてたぞ…!



「そっか。」


なんか俺この世界でやってく自信ねぇわ。