ガシャン!!


少し大きな音とともに譲のお茶碗が割れた。



「憂っ!
 大丈夫!?」


「憂姫っっ」


「…私は大丈夫。」


私は……


でも譲に何かあったのかも知れない。


そう思った私は急いで譲の携帯に電話をする。


でも聞こえてくるのは聞きたい譲の声じゃなかった。


狂ったように譲に電話をかける私を心配そうに見ている蜜華にあーちゃん。



「繋がらない……」


私がそう呟いたとき携帯がなった。