そこには、電車に乗るなり睡眠に付く柳瀬君が居た。
柳瀬君早いなあ……。
私は、本を読むために学校に早く行っているが、柳瀬君は早く行く理由は無いだろう。
じゃあ、何で……?
柳瀬君が居るのは私の丁度向かいの席。
だから、柳瀬君の様子が正面で見て取れる。
そして、柳瀬君の寝顔を見る通勤途中のOLさんの様子も。
やっぱり、大人の女性にもモテるんだなあ。柳瀬君は……。
そう思いながら私は、開いた1ページ目に目を戻した。
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