お風呂に行くと、皆、入り終わったのか、誰もいなかった。

「やったー!誰もいないじゃん。早く入ろうよ、奏!」

「うん。そうだね。入ろ、入ろ!」

私たちは、ゆっくりと入ることにした。




「あー、のぼせたかも。」

結局、私たちは、1時間くらい入っていた。

そして私は、お昼のことを聞こうと思い、声を掛けた。

「ねぇ紗理那、お昼聞こうと思ったんだけど、聞けなかったから、今良いかな?」

紗理那が笑う

「うん。大丈夫だよ。お昼は教室だったから言えなくて。ごめんね。」

紗理那が申し訳なさそうに言うから、こっちまで申し訳なくなってきた。

「紗理那!そんな風に謝らないで!ね?」

私があわてると紗理那は、少し笑った。

「ありがと。」

そうして、私たちは仲直りした。

まぁ、けんかっていうほどのものじゃなかったけど。