俺様御曹司と甘々学園生活




突然、フワリと花のような、いい匂いがして、直後に誰かが隣に座った。 …ん、誰?
確かめようとしたが、まぶたが重くて開けられない。
…とりあえず聞こう。
「…だ…れ…?」
すると、隣に座っている“誰か”の手が私の額に触れた。
…とても、優しい手だ。それは、まるでいつくしむかのような手。
そして、それと同時に
また、あの花のような、いい匂いがした。
不思議と安心していた。すると突然、私の額に触れていた手が離れた。
…あ、離れていく…
直後に唇に何か触れた。…え?
私は目を開けた。
そこには、彼がいた。