そして、私の部屋で話そうということになり、

2人で私の部屋に行った。

カチャ

「おじゃましまーす。」

紗理那は、今更何をかしこまっているのか、

少し小さな声で言って入ってきた。

「どーぞ、どーぞ!」

私は上機嫌で紗理那を部屋に招き入れた。

「何でそんなに上機嫌なわけ?」

紗理那が呆れたように聞いてきた。

「えー?だって、紗理那の好きな人がついに聞けるんだよ?」

紗理那は、今まで好きな人が出来なかったため、

恋バナがずっと出来なかったんだ。

だから、嬉しさ倍増ってわけなんだ!

「そんな期待しないでよ。照れるじゃん・・///」

紗理那さん、真っ赤ですよ?

「で?誰なのその好きな人っていうのは?」

紗理那は、真っ赤になりながら話し始めた。