初恋 ~幼馴染みへの恋~



「流樹~!はよ♪」

裕人が片手を上げて言ってきた

俺も片手をあげる


パンッ


「いった…裕人、力入れすぎや。」


「ははっ♪

ま、いーじゃん?」


「裕人テンション高いな…」


「当たり前じゃん!

俺、イベント超好きだし!!」

そう、今日から宿泊学習。

ってゆっても何にも学習せぇへんねんけどな。


「あ、宿泊学習運営委員、集合だって!

頑張れよ!」と言う裕人に気のない返事を返した


「水嶋くん嬉しそうだね。」

俺の隣に居る悠が言った


「やな。」


「流樹と悠ちゃんやん!おはよー!」

渓斗が俺達に手を振った


「はよー。」

少し離れた位置から返事をする


「柳くん、おはよう。」

悠が渓斗に言った


渓斗が少し嬉しそうな顔をする。

本間に惚れてるんやな…。

俺はそう思った