初恋 ~幼馴染みへの恋~


「ってゆうか、この人、モデルの…ムグッ」


俺が喋ろうとする渓斗の口を塞いだ


「プハッ…いきなりなにすんねん。流樹」


「やって、渓斗の顔のとこに蚊ぁ居ったんやもん。」


テキトーに思い付いた言い訳をする


「ふーん…

あれ?俺、なに言おうとしたんやっけ?」

渓斗がアホで良かった…。


「で、男はどーする?」


会長が言った


「真田はまず決定だろ?」


「だな。」


「流樹その外見のせいで大阪に居る頃大変やったもんなぁ…」


「本間に…」

クリスマスと誕生日とバレンタインは地獄やった…。


「うわ、うざいし…。

もーちょっと謙虚になれよなっ!!!」


「否定してもウザいって言うやろ?」


「…そーですね……」


「も一人は柳でいっか。」

ということで大会に出るのは、俺、渓斗、菜野果先輩、悠に決まった。