「んで?も一人どーする?

樹里か菜野果。」


なんか微妙なとこやなぁ…。

二人、タイプが反対やし。


「んー…樹里ちゃんが嫌なら私出るよ??

でも、樹里ちゃん3年だしさ?最後って事で出たら??」


「やめとく。」


「じゃっ、私でるねっ☆」


と女の方はすぐ決まった。


「んでね、問題は誰が一位になるか。なんだよね…。


一位になった男女って、ステージ上でキスすることになってるし。」


会長が言った


…嘘やろ?

そんなん一位、悠に決まってるやん!

悠本人は自分関係ないと思ってるし!


「去年はね~…

あ、あった!この子とこの人がキスしたの!」

菜野果先輩が写真を取り出した


「なぁ…それマジなん?」

俺が菜野果先輩に言った


「マジマジ♪

あ、あとね!菜野果が資料見てた人の中で一番可愛いなぁ…って思った人が悠ちゃんにソックリなの!」

って言って、菜野果が本棚から一つの分厚いファイルを出した