寝てる…
部屋の扉を開けるとベッドの上でスースー寝息をたてて寝てる悠が居った
鍵ぐらい閉めろや…。
無用心やな…
「また雑誌見てたんか…」
悠の枕元には雑誌が開いてあった
開いてあるのはおばさんが特集されたページ。
悠、相変わらず寂しがりやな…。
俺は枕元にある雑誌を畳んで本棚に入れた
肉じゃがをリビングの机の上に置いて帰ろうとした。
ギュッ
「え?」
悠に手を掴まれた
「行かないで…」
しゃーないなぁ…。
俺はポケットから携帯を出して母さんに『悠ん家泊まる。』ってメールして、悠の寝てる布団に入った

