「流樹、俺はこの集いに入らなあかん…?」
渓斗が嫌そうに言う。
「入るもなにも、もう入ってるもん♪」
と言って会長が生徒会役員届を見せてきた
「渓斗、こんなんにサインしたん?」
「生徒会役員届って知ってたら書かへんわ。」
渓斗が言うに、編入テストの時に『これも一緒に。』って内容読む暇もないぐらいのペースで渡されてサインを書かされたらしい。
まぁなんか…このセコい会長ならやってまいそうやな…。
「大丈夫や。俺なんかダーツで決まったし。」、
「慰めになってへんから。」
「ま、ってことで三年間よろしくな!」
「「え?任期って一年やないん?」」
俺と渓斗が見事にハモった。
「ざーんねん♪この学校の生徒会役員の任期は三年間でーす(笑)」
この会長ウザイ…
その後、書類なんかの整理をして生徒会室を出た。

