私にはとても大事な秘密があります。
それは、15年間一緒にいた家族もしらない、
珠梨もしらない秘密…
「咲!学校着いたよ!」
「ふぇ?」
「ちょっと~何ボーッとしてるの?」
「し、してないよ~!」
考え事をするといつもこうなるんなよね(泣)
その後私はなんとか言い訳をしてきょうしつに入る。
ガラガラ
「皆ぁ~!おはよー!」
珠梨は高校でもこんなにテンション高いんだ、
「誰?」
「珠梨ちゃん!その子が五十嵐さん?!」
え、え?
私何かしたかな?
私が少し慌てていると、珠梨が…
「この子が五十嵐咲ちゃんだよ~!」
急に紹介しだした。
「ちょっ、珠梨っ」
背中を押されて教室に入る。
「どこの中学だった?!」
「友達になろう!」
「かわいいね!いえどこ?」
ちょっ、
沢山質問されたらっ
キーン、コーン、カーン、
チャイムだ!
私はなんとか席に座った。

