“ヒロちゃん、ありがとう。 幸せになってね。 私も、幸せになるから” 今、大好きな人はそばにいないけれど、アスカは穏やかな心持ちでいられた。 ヒロトとの付き合いは、決して無駄な時間ではなかったのだから――――。 心から人を好きになるのは、簡単なようで難しいもの。 自分の損得を除いて他人を愛するのは、時に痛みを伴うもの。 そんな体験をできた自分は幸せ者。 アスカは心からそう思ったのだった。 ■弱さに別れを 終■ フラジール 【完】