こわれもの



急な決断かもしれない。

アスカは今日から、自宅近くの予備校に通うことにした。

それはまるで、突然やめたコンビニバイトの予定を埋めるようなスケジュールである。


今までアスカは、毎日をなんとなく過ごし、勉強にも力を入れていなかったので、お世辞にも成績が良い方とは言えなかった。

夢を見つけた受験生と言うと聞こえは良いが、現時点の成績で受験しても、浪人確定である。

目標の大学に行くため、これから一年間、アスカはこの予備校で猛勉強せざるを得なかった。


マツリやキョウだけでなく、遠くに住む母·千尋や、ひとつ屋根の下に暮らす祖母·ノブも、アスカの夢をバックアップし、応援してくれている。